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やま猫SOMETIMES

2009年に亡くなった漫画家・エッセイスト、やまだ紫のブログを移植しました。

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新幹線日記 7

連れは新幹線の中でずっとぐったりして目を閉じていた。
状態は朝からの下痢と吐き気というので「ノロウイリス」かと心配した、抵抗力の無い人にとっては命に関わる。
家に帰ってからも、食べ物を受け付けず、無理に水分を少しずつ摂ったのみ。
翌朝、快調を百パーセントとすると、目覚めたときには45%だという感じで夕方までに殆ど良くなってきたという。
ところが夕方から私の方がなんだかだるくて身体が痛いと思って、熱を測ってみたら37.6度あった風邪の症状は無い。連れのように吐き気も下痢もない。
夜になって肩こりや関節がいたくなり、再度熱を測ったら38.9度になっていた。明日病院にいくことにする、万一インフルエンザだったら確実に連れを巻き込んでたいへんなことになる。
検査には中一日たってインフルエンザではないことがわかった。一安心するが家の中でマスクを二重にし、とにかく安静にするが食べ物は手がつけられず4日そのまま。
去年2キロ増えて43キロになったと喜んでいたのになた体重が減るかも、と思うと残念。

ところがそんな事はどうでもいい、大変な事件が起きた。
私の通っている京都精華大学で授業を担当していた学生が「通り魔殺人」の対象になってしまった。
体調がよければ学校に居る時だったが、初めて休講していたらこんなことに!
殺された千葉大作君は浪人してまで「精華大学」に入りたくて頑張った生徒だった。
授業には真面目に出席し、課題もちゃんとこなしていた。
夏京都の2007年度の入試案内で千葉くんの学校の先生が見えていて、学校説明の後「うちの学校から千葉大作という生徒が行っているんですが」と様子を聞かれたことがあった。まだ三ヶ月しかたっていなかったので名前はしっていたけれど顔が直ぐに思い出せなかった。
次の授業のとき、千葉君を探して黒いスーツの若い男の先生が「どうしているか」とききにきたのよ?と伝えた。彼はすぐにピンと来ない顔をしていたけれどそのうちニコニコしてまた作業にかかてまだ顔が笑っていたのを印象に残して彼の顔と名前を記憶した。
学生は二百人近くいるので皆を覚えるのは至難の業ですが印象の一つ一つで記憶していく、そうした中だ割りに早く覚えた学生の一人だ。
学校だは大変な騒ぎになっているらしく、学生達は勿論動揺しているだろうし、先生がたもショックで怒りや悲しみの中マスコミ対策などで大変なご様子。家に居て何も出来ない私ももどかしいけれど
こんなに身近な人が殺人者の手で命を奪われてしまうという現実に立ち往生したような感じだ。
千葉君の笑顔が浮かぶ。胸にこみあげてくる。どんなに悔しいだろう。
家で連れと二人、合掌した。
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