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やま猫SOMETIMES

2009年に亡くなった漫画家・エッセイスト、やまだ紫のブログを移植しました。

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生まれる?

長い間更新が出来ませんでした。ごめんなさい。
今月の14、15日にかけて引越しをするのでいろいろと準備その他があり多忙だ。
京都の住まいの採寸をはじめとしてカーテンの取り付け、室内の灯りの取りつけ、とりあえず泊まれるようにするための寝具の送り〜受け取りなどの作業をすべて自分たちの手でしなければならないので、幾度か東京〜京都間を往復したりした。
その間京都で連れの具合が悪くなり、もうどうにもならないと慌てた。彼の白血病がもしや悪化したのでは、と絶望的な気持ちになったりもした。食欲がなく黄疸が出てただ苦しそうに寝ているだけで、とても東京まで帰れる状況とも見受けられず、どうしようかと困り果てた。そのうち、もう強引にタイミングとクソ力を発揮して何とか帰京することが出来た。
そして二日ほど家で休んだ後、毎月の診察日が来たので連れの病院に付き添った。その二日の間、わずかに状態が良くなり、食欲も回復しつつあったので、大丈夫という気持ちで病院へ行ったのだけど…。
医師の診断は「即入院!」だった。
診断は胆石症による肝機能障害で、心配していた白血病の悪化ではなかった。現況を見て、普通の人であれば数日様子を見て…ということだったが彼の場合は通常と状況が違うので即入院となったわけだ。幸い入院して絶飲食、点滴を続けるうち血液検査の数値が日ごとによくなってきてわずか十日で退院ということになった。退院日は私の誕生日で何よりの誕生プレゼントだった。(59歳だぞー、矢でもテッポーでももってこい!)当初の見通しでは引越しを一人でしなければならないところだった。それだけ重大な病態だと思われていたようだ。
十日の間私は一人で住まわなければならなくて一人でお風呂に入りシャンプーするのが怖いので困った。私はかつてわけのわからないものを見た経験が幾度かあるので目を瞑ってシャンプーするのが怖い。つい最近も夜半に怖い話を聞いてどうしてもシャンプーをしなければ明日困るという場合があった晩、半泣きになって連れ合いに風呂を付き合ってもらったことがある。連れ合いが先に入ってお風呂を済ませてもらい、湯船に漬かってたところにバスタオルを巻いた私が入り速攻シャンプーをし、済んだところで彼に出て行ってもらうという変な状況だった。夫婦でもバスタオルを巻く。59歳だからでもある。私はカエルのような体格になった。普段でもかつてのずさんな手術のせいで右のお腹が内臓を押さえきれず歩くのも辛いので腹巻を二重にして押さえている。
つい最近ももう五回も「いつですか?」と聞かれた。「いつ生まれるのか」という意味だ。何を産むんだ?
そして自宅で一人で居たときに学校に通う日々も美容室でシャンプーをしてもらったり、朝シャンをしたり一人で風呂場で目をつぶらなければならない状況を何とかすり抜けた。私はずいぶん頑張ったと思う。そうして昨日連れ合いから誕生プレゼントにバッグを買ってもらった。いい年をしてオメデタイ自分なのだった。
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