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やま猫SOMETIMES

2009年に亡くなった漫画家・エッセイスト、やまだ紫のブログを移植しました。

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新幹線日記 5

予定が一日早まってあわてて切符を買いなおしたせいかなにを勘違いしたのか、東京駅に着いた時にはすでに私が乗る予定だった列車は30分も前にホームを出ていた!
窓口に行き、切符を買いなおそうとすると「自由席ならいつでも乗れます」というので2号車前で待つ。朝も早く、観光シーズンも終わっていたので楽に座れた。…のも束の間で新横浜から座席はほぼ満席、私の隣には40歳ほどのビジネスマンが来た。
座席に座ると直ぐに靴を脱いで自分の靴の上にかかとを乗せた。
なんで靴を脱ぐかなぁ!幸いにまだ歩き倒していない時間だったのでキツイ臭いはしなかったけれど気分的によくない、と思うのは私が間違っているの?列車の座席は「あなたの部屋」なの?人間は自分の匂いには鈍感になっているけれど年齢を重ねる毎に加齢臭もはげしくなってくると自覚しなければはた迷惑だと思う。よく他所の家を訪ねてドアを開けると私ほどの年齢の人が居る家はその家の匂いがあって自分も気をつけなければ、と思う。事ほど左様に人は衰えてくるたび配慮をなくしてはならないと思うのだ。
読んでいた本は茂木健一郎の「すべては脳からはじまる」素直な人格を感ずる。同じ「脳」を科学する人でも養老猛さんとはなんと言うか「脳」を触る手が違うんだなぁといったところか、(養老さんと親しげに「さん」付けでもうしわけないが)養老先生は一元論を警戒するあまりなのかしきりに「個人のものさし」でいい、というようにかいておられる。一元論とひとつのものさしとは使う場が違う。物差しは度・量・高を計る尺度として誰もが同じ計算値を出すために必要な「物差し」でなくてはならない、心や知性や経験値を計る物差しは「無い」のではないか。人の理性のもっと深みにある声に出せないが連なっている領域にあるもの、とでも言ったらよいのか…。ずっとこういうことを考えているのだけれど永遠に答えは見つからないだろう。


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書き忘れましたがD、スナップはこれまで入れておいた筈の曲がすべて消えていてブレンダ・リーしかはいっていませんでしたっやるきはあったんだよう!

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瓶 力 > 明けましておめでとう御座居ます。
この記事を拝見して、「年を重ねれば『不惑』だのになるのは嘘ではないか?」と最近思う事を書きます。
この前、電車でお年寄りに優しく、マナー違反を注意したら、「逆切れ(注意に対して逆に怒り出す事)」され、彼氏に話したら、
「そう言うお年寄り、多いよ。年齢じゃない」

逆に若いママさんの子供連れに、電車の中で、
「これ、この子がいい子にしていたら、あげて下さい」
と10年前からシールをあげているのですが、10年前の「コギャル」時代は、直ぐに子供に手渡すママさんばかりだったのに、最近のママさんはきちんと、「ちゃんといい子にしていたら、だよ」と子供に我慢をさせる事を心得ている方が多いです。

ちなみに私は親族の8割がキリスト教徒で、キリスト教式以外のお葬式に出た事がなく、学校もアメリカからのキリスト教学校でした。
キリスト教の国は勿論、一神教ですが、日本人のように、宇宙人や妖精や幽霊を「非科学的だ!」と直ぐに熱くならず、「宇宙人」のイタコに対して、「今度、僕の家の庭に来てって伝えてよ」等、かなり遊んでいます。
寧ろ、今の日本の「無神論」の方が恐ろしく思います。
信教の自由、良心の自由があるのはいいのですが、でもその二つも元は宗教問題から派生した、と大学の憲法専攻の教授に教わりました。 .. 1/ 3(Wed) 14:52-[51]

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やまだ 紫 > あけましておめでとう御座います。良い一年でありますように。
四十でも五十でも惑いますよね、北斎なんかは九十の死の床で「死にたくない」と言ったそうですから。知性って生まれたときから持っている人と育ちながら身につけて行く人がいますよね、親の遺伝子がどう作用しているか判りませんが少なくとも「躾け」を正しくうけたかどうかは関係あるとおもいます。けれどちゃんとしつけたつもりが変になってしまう場合もありますし…。
一神教については私はこう思います。
キリスト教もイスラム教、仏教も自分の教えとなるものを信じていていい、他を否定するべきではないと。日本人はなんとなく仏教徒だと思っている人が多いのではないでしょうか。日本人は「多神教」だと思います、訳もわからず「明治神宮」におまいりする人も多いようですが良し悪しはともかく「明治天皇の墓」に詣でていると自覚がほしいものだと年末年始にキモノをきてちゃらちゃらしている若い子達を見ていて思うのです。
私は一時「バハーイー教」というのがいいなあと思って居た頃がありました。その後よく調べて見ると「バハーイー教」にも色々約束事があるらしいとか一神教であるとかヒッピー的だとかいろいろ知って、やめにしました。焼き物師の浜田庄司や日本で浜田等と親睦のあったバーナード・リーチなどが「バハーイー教」がいいね、としていたので彼らの作品の良さと頭の柔らかさが私をひきつけさせたものでした。現在私は特定の宗教に属していませんが、「信仰心」は沢山あふれるほどもっています。 .. 1/ 6(Sat) 00:44-[52]

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新幹線日記 4

行きは週日の早朝の事もあって空いていたし天気もよく「富士山」が晴れ晴れと見えた。着替えなどの荷物は前日ホテルに送ってあるので授業の資料ととりあえずの薬だけもって昼前に京都着。京都地下鉄入り口前に「進々堂」というおいしいパン屋さんがありお昼のパンと飲み物を買って学校へ直行。
よく利用するホテルへの道なりなのに目立たないで「ジュンク堂」があり終わりの日寄ってみた。学生街なので若者向けの本がおおく、タレント本やダイエットかんけいおしゃれに関する本が多い。このところ養老孟司がもてはやされている、私も「バカの壁」「死の壁」など読んだ解剖学者としての「人間の脳」についてのシステマテイックな説明はよく解る。 その勢いに乗って「バカな大人にならない脳」帯に(バカって治るんですか?)とあってまた買ってしまった。中の漢字は全部ルビがふってある。
養老先生はバカな読者のために大脳について深くは言及しておられない、大脳の古い部分、原始てきな秘密をもっていると思われる部分にはとりあえずふれないで電気的刺激に反応する大脳新皮質についてめいかくに発言しても大丈夫なところにとどまっている。それではふまんだから他の脳の本にしたかったのだけれど、買ってしまった‥。
帰りの新幹線。学校で会議があってのでいつもより遅い。それでも指定席は取れた。普通に満席でビジネスマンの出張なかんじのひとが多かった。直ぐにD、スナップを耳にしたのだけれど来る前に入れてもらったブレンダリーだけしかきけないようになっている、どこをどうおしても他のアーテイストが出てこない。メールで連れにそういうと「やるきあんの?」的にばかにされる。仕方なく聞くのはやめて友人にもらった有吉佐和子の「悪女について」分厚い文庫を読む。古いものばっかりだでも有吉佐和子はとてつもない研究者で作家で演出家でもある、この人に絵がかけたらものすごい恐ろしい大きな漫画家になるだろうが絵がかけなくてよかった、となぜかほっとする。名古屋あたりでそれを読了してしまい、バカって治るんですか、を読み出す。養老さんのいいところは一元論を否定しきっているところ。一神論も。でも私が知りたい原始脳はなにをやっているの?どうしても消えない現世にないはずの記憶はどこからくるの?と探っているわけです。

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